怪奇探索少年隊のコメント・評価
怪奇探索少年隊 コメントリスト
怪奇探索少年隊に寄せられたコメントの一覧です。
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No.12013-04-14 23:34:00 まつのしん評価：評価=3
- コメントタイトル：ノスタルジー溢れる放課後の冒険
- コメント内容：バージョン1.01でプレイ。
・良かった点：ビジュアルとシステムが生み出す高い臨場感。懐かしい雰囲気。
多数用意された背景画像と、その中をクリックによって移動し探索するシステムの相乗効果が、まるで自分がその場にいるかのような臨場感を生み出しています。
各話の冒頭に挟まれるイントロや身近な場所を舞台にした探索、主人公らのやりとり等が、昔懐かしい「学校の怪談」の雰囲気を上手く演出しています。題材となる幽霊や怪奇現象等もほどよく独自性がありながら王道を外さず、好奇心とノスタルジーの双方を満たしてくれます。
・不満だった点：安直な展開。クリック探索時の一部仕様。
各話の内容が薄めな上にどれも似たような構成であり、単調さと物足りなさを覚えます。また何度も挿入されるストーリーと無関係な間違い探し等についても同様です。
クリック探索時に、既に調べてそれ以上の反応がなくなったポイントでもマウスオーバーした際に調査可能を示すアイコンが出るため、調査の可否が分かりづらくストレスが溜まります。更に反応がなくても何度もクリックしなければいけないポイントもある事から、分かりづらさが一層増しています。
・全体を通して。
放課後にあちらこちらを探検しているような身近な雰囲気と、それに合った手軽さが特徴の作品です。友人と一緒にああでもないこうでもないと言い合いながら校舎裏や理科室の「ちょっと怖い場所」に足を踏み入れる、子供の頃の懐かしい思い出を追体験できるような雰囲気が魅力的です。
一方で、ストーリーやゲーム性には少々不満が残ります。上記の雰囲気が特徴であるため、内容を複雑に、深刻にと言うつもりはありませんが、それでもストーリーやクリック探索にもう一捻りあれば一層良い物になったと思われるだけに惜しく感じます。
最近少ないポイントクリック型の探索システムを採用したり、懐かしい怪談の雰囲気はそのままに定番のネタを上手くアレンジしたり、その特色あるゲーム作りの視点が今後の制作活動でも発揮されるよう願っています。
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